【今は懐かしきジュークボックス】
皆さん、ジュークボックス(JukeBox)って知ってますか。レコードが何枚も入っていて、お金を入れて曲名を選ぶとそのレコードがロボットの腕のようなアームで運ばれて来てレコードプレーヤにセットされます。セットされたレコードにこれも自動的に針が落ち音楽が流れるという機械のことです。今時、何処へ行ってももう見かけることはなくなってしまいましたが、この機械のことは何故か好きだった。
【耳の中?のジュークボックス】
ジュークボックスがあるといつも知ってる曲があるか見に行き、あると親にせがんでかけてもらったっけ。ところで、僕の耳の中?にもジュークボックスがある。普段は電源が入っていないがひょんなことでスイッチが入る。気まぐれなのである。ジュークボックスのくせにまるで生き物のような振る舞いだ。僕が音楽を聴きたいなあと思う時には沈黙していることが多い。鳴らなくていいときに僕の頭の中に音楽を流したりするので困る時がある。だけど、なかなかかわいい奴でもある。ジュークボックスは、本来機械であるからして感情などない。しかし、この気まぐれさはどうだ。まるで、生き物のような振る舞いである。僕は、いつしかこいつに友情に似た感情を抱くようになった。そうだな名前を付けてやるか。「チャッピー」というのはどうだ。「チャッピー」というと昔、テレビマンガで出てきたリスを連想する。うん、なかなかイカシてる。一人で納得し、これから僕の耳の中にいるジュークボックスのことを「チャッピー」と呼んでかわいがることにした。
【ペットと呼んでもいいかも】
「チャッピー」は、動物ではない。従って、食事は摂らない。あえていうなら、音楽を聴くと元気がでるようだ。だから、普通のペットとは違い世話を焼く必要がない。僕のようなズボラな人にとっては、好都合のペットである。思えば、「チャッピー」はずっと前から僕の耳の中にいた。いるのはわかっていたけどあまり意識することはなかった。意識しだしたのには理由がある。ちょっと前から音楽活動を再開してから、特に意識するようになった。そう、「チャッピー」は、僕の音楽活動になくてはならない存在なのである。特にオリジナルの曲を作る時には、いまや欠かせない存在となった。なぜそうなのかは次回で説明します。